0件お気に入り

注目数:448237

コラム用下線

『カラー VS パーマ』これからの美容師に必要なスキルはどっち?【後編】

2020/08/17

#美容業界の現状 , #キャリアアップ

『カラー VS パーマ』これからの美容師に必要なスキルはどっち?【後編】

▇ 美容師がパーマを提案できなくなった理由①

 

 

「カラーで髪を壊してしまうと、パーマができない」

 

 

その事実を、美容師があまりにも知らなさすぎるのです。

 

35才を過ぎたお客様に、20代と同じカラーをするのは「NG」です。

 

それは、髪自体が弱くなり、歳を取りダメージが蓄積しているからです。

 

 

これには女性ホルモンの減少も関係しています。

 

本当は、お客様それぞれの年齢とダメージに合わせた薬剤選定をしないといけないのです。

 

その人に合った薬剤選定ができないと、カラーで髪は破壊され、中に穴が空いてスカスカになってしまいます。

 

若いときと同じことをすると、どんどん髪がダメになってしまうのです。

 

 

 

問題は、多くのお店でそういったことを考えずカラー提案していることです。

 

 

なぜこの薬剤がいいのか?悪いのか?が伝えられない。

 

以前は、日本の人口構造的に25才くらいが多く、そこがメインターゲットだったので、

 

カラーをやみくもにおすすめしても客層と合っていたのですが、

 

少子高齢化の日本では、それではいけません。

 

 

このように「お客様の髪のダメージが深刻になり、それをカバーできる美容師の力量が足りない」というのが、

 

美容師がパーマを提案できなくなった理由の1つです。

 

 

ちなみに、今のカラー市場の薬剤は、アルカリ性のものが7割で、良い色は出ますが髪に負担をかけます。

 

 

パーマが一番髪を壊すというイメージが付いてますが、違います。

 

「カラー」です。

 

 

トリートメントは一時的に質感を良くしているに過ぎないので、根本的な「髪質管理」が必要なのです。

 

 

今の時代、パーマが上手いということは、

 

「ダメージクリアで髪を保つことができる美容師」ということなのです。

 

 

 

 

▇ 美容師がパーマを提案できなくなった理由②

 

 

そしてもう1つ、

 

「女性像に対してアプローチしているか?」という理由があります。

 

 

例えば、お客様の年齢によってスタイルイメージのゾーンを変えてあげないと、

 

パーマでもウェーブの感じが違ってきます。

 

しかし、これには前提として「髪質管理」が必要で、

 

それができないからカラーにもっていくという悪循環になっています。

 

 

パーマができないと、お客様が本当に欲しい「再現性」は幻想となります。

 

お店ではコテで巻くだけなので、家で自分で再現できることはありません。

 

 

しかし、その「再現性」がパーマで出せると、「あなたしかダメ!」という生涯顧客になってもらえるのです。

 

もし、美容師がしっかりと髪質管理ができて、パーマを提案できるようになると、

 

お客様の満足度はものすごく高くなります。

 

 

「いつもまとまってラク!」と、お客様がパーマをかけ続けてくれます。

 

忙しい女性にとって、朝パっとまとまってすぐに出かけれるのは嬉しいこと。

 

 

 『 いつも朝15分くらいかかるなら、ウチなら5分でできるようになりますよ。

  

   この毎日の10分の差、朝の10分は貴重ですよね?

 

   月にすると300分も貢献できます。2ヶ月で10時間も浮きますよ!! 』

 

 

働く女性が増えている今、このような強いニーズに合わせた具体的な提案ができるようになるのです。

 

 

 

お客様の髪質や女性像に合わせたパーマ。

 

それをするためには、実はしっかりとしたカラー技術も合わせて必要なのです。

 

 

このような本質的な知識と技術を学ぶことが、これからの美容師に必要ではないでしょうか?

 

今回ご紹介したような「女性像を考えたデザイン」を大切にしている美容室は、実はしっかりと存在しています。

 

転職にあたって、美容師の本質的な知識と技術を学びたい方は要チェックです!

 

 

 

<情報提供元サロン>

「Pure Hearts(ピュアハーツ)」

 

株式会社Pure Hearts

>>なびきゅう 求人ページはこちら

 

>>ホームページはこちら

 

 

 

 

年齢や髪質、お客様それぞれに合わせたパーマの提案で、お客様の理想の女性像を叶える。

 

美容師の仕事ってやっぱりすごいなと思います。

 

 

 

<関連記事>

『カラー VS パーマ』これからの美容師に必要なスキルはどっち?【前編】

 

 

 

(文/なびきゅう事務局・つかたん)

 

関連コラム

関連コラム